2020.06.18
ラーメン好きが高じて30代で一念発起、ラーメン屋で修行をしたのち独立・開業を果たした佐藤さん(仮名)。
ところが、ある事件をきっかけに資金繰りが苦しくなり、ついに負債が1500万円にまで膨れ上がってしまいました。
「もういよいよ店をつぶすしかない」そう考えていたときに、「ヤドカリ式事業再生メソッド」に出会います。
ヤドカリ式事業再生メソッドでお店をどのように立て直していったのか、佐藤さんにお話を伺いました。
今回はその後編です。
インタビュー<前編>はこちらへ
―お店を立ち上げられてから資金繰りが難しくなるまでの経緯について教えてください。
昔からラーメンが好きで、30代で仕事をきっぱり辞めて、あるラーメン店で修行を始めました。
その後、お世話になった親方のつてで店舗を借り、念願の独立を果たすことができました。
あのときは「やっと自分の城を持てた」と思えて、とてもうれしかったのを覚えています。
―実際にヤドカリ式事業再生メソッドの手続きを進めてみて、どうでしたか?
まず、大竹先生から税務署に通知を出していただいた時点で、税務署から電話1本かかってこなくなりました。
今まで督促におびえながら暮らしていたので、本当に安堵しましたね。
「本当に大竹先生のおっしゃっていた通りだ。ヤドカリ式事業再生メソッドはすごいな」と感じたことを覚えています。
おかげさまで、僕がお店にほとんど出なくても、見事に1日も休むことなくヤドカリをしてお店を立て直すことができました。
営業も看板も従業員もそのまま。
お客さんにも業者さんにも、何も知らせることなく変われたことが、今回の一番の成果だと思います。
―今年の4月に全て手続きが終わりましたが、そのときのお気持ちは?
最後の手続を終えた後、今回のスキームが一区切りついて気持ちがすっきりしました。
その後心配をかけていた実家の家族にも報告し、家族で祝杯を上げました。
「すべて無事に終わった。本当に大竹先生のおっしゃるとおりだった」と言うと、
女房も「大竹先生に依頼してよかったね」と言ってくれました。今も家族みんなで感謝しています。
―現在の店長さんとはどういうお話をされていますか?
彼はもともと「5年以内に独立したい」と希望していたのですが、
今回ヤドカリ式事業再生メソッドに関わってもらったことで、考えが変わったようです。
「今回このような大事なスキームに参画させていただいてとても感謝している。
これからも会社のために一層がんばりたい」と言ってくれました。
でも、彼が独立したければグループ経営にする方法もあります。
なので「独立したければグループ経営の形でお店を出そう。
今回こんな風に生まれ変わったのだから、これからは何でもできるよ」と話しています。
―今後の展望についてお聞かせください。
従業員には、「これで負債がきれいになくなったから、これからはきちんと納税をしていこう。
銀行とも付き合えるようになったから、将来的に新店舗をどんどん出して会社を大きくしていこう」という話をしました。
従業員のみんなにはいつも助けられているので、今後は会社を大きくしていって、
人並み以上の待遇にすることで彼らへの恩返しができればと思っています。
―最後に、佐藤さんのように負債を抱えてお困りの事業者の方にメッセージをお願いいたします。
何度も大竹先生とやりとりを重ねる中で、とても印象的だった出来事があります。
大竹先生がご不在のときに、ある事務員の方が代わりにすべて対応してくださり、
精神的にボロボロだった僕を安心させてくれたのです。
こういった事務員の方の対応から、大竹先生の人間性が垣間見える気がしました。
そんな大竹先生に一度依頼しようと決めたなら、最後までついていってください。
ただ、このスキームがうまくいくかどうかは、すべて依頼者である自分次第だと思います。
お願いするほうも一生懸命取り組めば、このヤドカリ式事業再生メソッドはうまくいくはずです。
みなさんもがんばってください。
ヤドカリ式事業再生メソッドによって、今まで抱えていた負債をすべて精算し、
見事にお店を立て直すことができた佐藤さん。今後一層のご活躍がとても楽しみになりました。
今回は希望あふれるお話をしていただき、ありがとうございました。
2020年6月18日
ヤドカリ式事業再生メソッド事務局